9割たのしいゲーム感想

ゲームの感想とか紹介とか、点数のないレビューみたいなもの。RPG/AVG/SLGなどをよくやる ※たまにネタバレ含みます

ファイアーエムブレム風花雪月(青獅子ルート)

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心底嫌そうな顔をする初代旦那

★他ルートの感想

スイッチがなかなか手に入らなかったので本体を買う前に先に誕生日プレゼントとしてもらってずっと飾っていましたがようやくプレイできました。

覚醒→ifときて正直ストーリーがイマイチだったので(めちゃくちゃ楽しみましたが)まあどうせまたお見合いゲーやろ、としばらくスルーしてたらえらい評判良かったらしく地団太踏みました。私がスルーしたときだけ面白いのやめてもらえますかね!!

各ルートの感想は個別に書くつもりなので、まずは全体の感想から書いていこうと思います。

<全体のざっくりした感想>

全体的に見て、覚醒以降の中で一番よくできていたなあと思います。主にストーリーが。
私の好きなシナリオの傾向として「仲間だった者がいつしか思想を違えて最終的に戦うことになる」というのがあるんですが、まさしくそんな感じの内容です。

ゲームの流れとしては、序盤で士官学校の3学級(国)の中からどのクラスを受け持つか選択し、前半が共通ルート、後半で学級別ルートに分かれるという感じ。
1つのルートで物語の全貌が明らかにならないので、ほぼ周回前提のノベルゲーのようなつくりになっています。

最初に言っておきたいのは、周回前提の割にめっちゃ長い。特に共通ルートがめっちゃ長い。せめてクラス選択を後半に入る直前とかにしておいてくれれば周回楽だったと思うんだけど…
まあ後半のことを考えると一緒に平和に過ごした時間が長いほど味が出るのは確かなので、このあたりは一長一短ですね。

実際私も今3周目に差し掛かっていて結構な時間を費やしているんですが、長いな………とげっそりしながらも全ルート制覇したくなるような魅力があります。特にキャラが良いというのは大きい。主人公がクラス担任なので、次はあのクラスの子達と一緒に戦いたいなあという風にどんどん知りたくなってくる。
キャラが立っているだけでなくて世界観が作りこまれてるのも良かったです。

それだけに後半に差し掛かってもなぜかボイスが前半のまま再生されるとかいう雑な作りは何??と思いましたけどね!!そこのお前急にショタ声に戻るな(名指し)
あと周回しないとわからない謎があるのは仕方ないとして、支援会話見ないとはっきりわからないこともちらほらあったような。さすがにそれはストーリーに入れなよってなった部分もありました。そこのパリピ級長聞いてるか?(名指し2)

難易度はノーマルカジュアルでやっていたんですが、そのせいか後半が簡単すぎて逆に虚無になってしまったのも残念ではありました。なんも考えなくても先生かゴリラ系ユニット突っ込ませれば勝てるな、という感じ…
周回前提のゲームでじっくり考えていられるほどの時間の余裕がないので、選択肢がこれしかないとはいえもうちょっと難易度上げてくれても良かったかなとは思いました。最初が一番難しかったね。

さてルート別の感想はネタバレごりごりするので、続きで書いていきます。初回は青獅子ルートで!

最初特にどのクラスにするか考えてなかったんですが、ツイッターで青獅子(というかシルヴァン)を勧めてくれる人が多かったので青獅子にしました。

ストーリー的には王国と帝国、ディミトリとエーデルガルトとの因縁が真っ向から描かれるので、一番王道ルートにあたるのかな。
スタンダードな(形の上では)勧善懲悪という感じなので、最初に青獅子やったのは良かったかなと思いました。

ただその分レア様とか闇組織とか諸問題が潔く投げっぱなしすぎてオオーイ!!って笑ってしまった。レア様の顔すら一切出てこん。今なら「このゲームはそういう仕様なので気にしたら負け」って思うけど、初回なのでエエーッ!?という肩透かしがすごかったのは否めません。

しかし青獅子ルートはマジでよくできた乙女ゲーって感じでしたね。後半乙女ゲーじゃん……ばっかり言ってた。これディミトリルートでしょ。もうディミトリと結婚しないといけないという雰囲気すごかったもん。シルヴァンと結婚したけど。

ディミトリに始まりディミトリに終わるシナリオだったけど、特に5年後のディミトリとの再会シーンだけで100点満点中200点でしたね。
ツイッターで闇堕ち眼帯マンみたいになることは知ってたんですが、いざ出てくると爆裂テンション上がりました。先生よくあの眼帯絶対殺すマン見てディミトリって分かったな…グロンダーズ会戦あたりとか5年後序盤の闇堕ちディミトリにはめちゃくちゃ笑わせてもらった。いや笑いごとではないんですけど。

キャラ的な面としては、青獅子はダスカーの件などもあって仄暗い性格と過去の子が多くて好きでした。
いや君たち支援会話で互いの地雷を踏み合い過ぎじゃない?風花雪月の支援会話殺伐としすぎだろと思ってたけど、後々別のルートをやるとこんなにヒヤヒヤするのは青獅子ぐらいのものだったので…青獅子くん…

結婚相手は毎回悩んでましたが、今回は「主人公に唯一無二の殺意を向けてくる」と一部から強くおすすめされていたこともあり(?)、迷わずシルヴァンを選びました。

前情報調べてから支援B見たのでそこまで深手を負わずに済んだけど知らずに見ていたらもっと事故ってただろうなこれ。いわれのない憎悪を向けられるのが大好きなのでシルヴァンジョゼゴーティエは最高の男と言えるよ。
あとエンディングで「あんたのためなら何だってやる」とか言い出したのも最高って感じだったし5年後の顔が良いのも最高だし5年後の声変わりで渋めの古川慎藤原啓治系のかなり好きな声だったことがわかったのも最高だった。

しかし支援Sのスチルがあすなろ抱き(死語)だったので笑ってもうた。乙女ゲーで人気出るタイプの男だなと思ってたがやっぱり乙女ゲーの男だよお前は。
というか青獅子はメインストーリーまるごと乙女ゲーにしたディミトリと壁ドン顎クイのフェリクスといい乙女ゲーの男が多すぎるわ。
フェリクスはこの時点では特に何とも思ってなかったんですが、次の周の金鹿ルートで突然殴られた話はそちらの記事でやろうと思います。

なおペアエンドは先生&シルヴァン、フェリクス&イングリット、ディミトリ&ドゥドゥー、アネット&メルセデス、あと引き抜いてきたフェルディナント&ドロテアでした。
あんまりお見合いババアまじめにやらなかったので独身者ばかりになってしまった。
旦那にドゥドゥーとアネットのペアエンドをせがまれて頑張ってたんですが、私のお見合いパワーが足りず互いに絆の深い相手を選ばれてしまった。しかしこれはこれで良かったのだ。

長々書いたわりに乙女ゲーしか言ってないな。最高の乙女ゲーだったんだよ(おわり)