9割たのしいゲーム感想

ゲームの感想とか紹介とか、点数のないレビューみたいなもの。RPG/AVG/SLGなどをよくやる ※たまにネタバレ含みます

ペルソナ3リロード

実はリメイクされたようでされていなかったP3、初のフルリメイク版です。

これまでの私のP3プレイ状況は、

無印→確か後半で詰み(未クリア)
P3P→女主人公でクリア

という感じで実は男主人公でクリアしたことはありませんでした。なので今回ちょうど良いとばかりにクリアしてきました。

今更あえてP3について説明するようなこともないと思うので、感想をだらだら書いていきたいと思います。

 

今からおすすめしやすい良リメイク

一言でいうと「最新のペルソナ(P5)仕様+αになったP3」でかなりプレイしやすくなっていました。リメイクにありがちな「プレイはしやすいけどオリジナル版の方が良い部分あるんだよな…」というモヤりもなく、今からプレイするなら間違いなくP3Rが良いと言える内容になっていたなあと思います。そもそもグラフィックから何から何まで新しいので、既プレイヤーも嬉しい。

正直無印の記憶がほぼないので何がどこまで追加されたのか把握できていないんですが、コミュがなかったメイン男性キャラ達にエピソードが追加されたり、各キャラと一緒にテレビ見たりガーデニングしたりする強化イベントも追加されてたりで、キャラ関連のパワーアップが一番ありがたかったです。まあこれが入ったことによりただでさえコミュで忙しいのにメチャクチャ忙しい毎日を過ごすことになるんですが……。
コミュの昼夜の配分も見直されたらしいけど、それでも夜が終盤がら空きなのでもうちょっとどうにかならんかったかな。終盤の夜はひたすら縁結びするしかやることがなかったわ。

戦闘まわりもP5+α仕様で快適でした。+αの部分は、テウルギアといういわゆる必殺技が各キャラに追加されていたところですね。割とこれのおかげで攻略が楽だったので次回作以降も採用されると嬉しいかも。最初見た時はなんか笑ってしまったけど。順平の覚醒後とか演出もアツくて良かった。風花のテウルギアはSP回復してくれる時があるので大変お世話になりました。

あと今回OPがアニメ・曲ともにめちゃ好きです。曲はアッパーだけど3らしい切なさもあって合ってるし、サビのところで次々にペルソナを召喚するところがいかにもアニメっぽくてめっちゃ良い。最後の白背景でキャラが次々に出てくるところにときめもGSみを感じる。

今作は本当に全体的に強化されてて悪くなってるというところが思い浮かばないですね。
強いていうならボーカルは前の方が聴きなれてて好きだったけど、初見の人だと気にならない部分だと思います。ていうか曲同じなのになんでボーカル変わったんだろうな。

改めてストーリーの話をする

P3に関しては本当にざっくりとした部分しか覚えてなかったので、ストーリーも初見ぐらいの感覚でプレイしていました。特に綾時が出てきてから以降のことはほぼ覚えてなかったのでそうだったんだ!!と新鮮な驚きがありました。記憶がすぐなくなるのでお得!

今プレイするとどうしても4とか5との比較になっちゃうけど、全体的に起伏の少ないストーリーだったなと思いました。でもそれが3の良さでもあるんですよね。ストーリー展開は淡々としつつも、その中で最初はギスギスしてる仲間が徐々に互いを理解していく感じも3ならではだし、Rでその辺がより深まったような気がする。
このダウナーな雰囲気好きだから、6が出るとしたらまたこういう路線でやってくれないかな。

一応ラストがどうなるかわかっている状態だったので、エンディングのコミュキャラと会話していくパートでは全キャラと会話しながらべしょべしょになりました。

まーただ終盤のアイギスヒロインゴリ押し現象だけはどうしても納得いかなかったですね!!アイギスが別に嫌いなわけでもなく、むしろただ興味がないというだけなんですが…最初からいるキャラが最初からヒロインならまだしも、中盤で出てきたキャラが終盤でヒロイン化してきても感情が追い付かねえ!あとロボロボしてた時の方が可愛かったし……。
そもそも恋人選べるゲームなのに公式ヒロインが存在するのはどうなんだろうなと思っちゃったな。わいのヒロインはわいを差し置いて女の先輩とイチャついてるしよ~~~!!もっとやれ!!!いや本当に修学旅行がゆかみつだった記憶はあったけど思ったよりすごかったな。ありがとうございます。

コミュの話

コミュに関してはこれまであんまりちゃんと上げ切ったことがなかったので今回はそれなりに頑張りました。風花とアイギス千尋以外はMAXになったかな。

これまで全く手を付けてなかったグルメキングのコミュが良すぎて、なんならメインストーリーよりも印象に残ったまであるよ。新興宗教とか双子の弟の死とか弟の代わりにとかやたらと重くてこれこれこういうのを求めてた!ってなりました。末光のバックボーン、一人だけ女神転生の世界観やないか。ハム子だと不在だからスルーしてたの勿体なかったしグルメキングに会えただけでも今P3Rプレイした甲斐があったわ。

あとは早瀬のコミュもやるせなくて良かった。こう、「本人が納得して夢を諦めた」というやつに弱いんですよ。何らかの理由で挫折せざるを得なくなったとかよりめちゃくちゃキツい。エンディングの手紙でもべしょべしょに泣いた。

エンディングで言うと小田桐と平賀先輩も良かったな。小田桐の教師になるという選択が成長を感じて良かったし、平賀先輩も受験に落ちてるのが現実的で笑ってしまった。そりゃそのタイミングから受験勉強始めても無理だろ、と思ってたら無理だったわ。決してハッピーエンドとはいかないのが3の良さだなあ。

平賀先輩は親のクレカ持って自分探しに行くとかやることが世間知らずのボンボンすぎるのに憎めないキャラ造形がすごいなと改めて感心しました。しかもボイスがついて魔性感が増しとる。この二人はなんでハム子で付き合えないのか不思議でしょうがないので付き合えるようにしてください需要あるでしょ!P3Pも同じ感じのリメイク出ないかなと思ってしまうよ。さすがに出ないとは思うけども。

 

次はDLCのフェスが出たら多分プレイすると思います。こちらもPS2当時ほぼプレイせずに積んでいるのでこれを機にクリアしたいなあ。