9割たのしいゲーム感想

ゲームの感想とか紹介とか、点数のないレビューみたいなもの。RPG/AVG/SLGなどをよくやる ※たまにネタバレ含みます

2021年のゲーム履歴振り返り

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2021年一番プレイしたのは多分これ

年が明けてもう10日以上経ちましたが、年内にやりそびれた2021年にプレイしたゲームの振り返りをやりたいと思います。

うろおぼえでなんとなく時系列っぽく並べてみました。ドン!

もしかしたら細かいの抜けてるかもですがこんな感じでした。

去年プレイしたゲームは面白いのが多かったなぁと思います。
面白いかどうかだけじゃなくて、印象に残るゲームが多かった。
タワーオブハノイは推しフリゲの上位に入ったし、パラダイスキラーも面白いかと言われるとイエスと即答できないけど個人的にはめちゃくちゃ印象に残りましたね。

カップヘッドとかアトミクロップスとか、難しめのアクションも結構好きなんじゃないかという気づきもありました。アクションは苦手だと思ってたけど、カオスなゲームを叫びながらやるのはどうやら好きみたいです。

影響が大きかったので言うと、やっぱり原神を始めたことですかね。
友達がいつの間にかハマってたのでやってみるか~と確か5月末ぐらいに始めたんですが、なんだかんだでほぼ毎日なにかしらやってます。
マルチでは数年ぶりに友達と肉声で会話したり、姉ちゃんと一緒に遊んだりといろいろなきっかけにもなってくれました。

あと改めて見るとアンジェとGSの新作が同じ年に出てるのはヤバいわ。何が起きたんだよ2021年。
アンミナは最新の乙女価値観がしっかり反映されたさすがルビパという出来でした。バディミといいアンミナといいスタオケといい、この一年ルビパにめちゃくちゃお世話になった。

対してGS4は古めかしくて、最初は「大丈夫かこのクオリティ…」と不安でしたが、蓋を開けてみたらめちゃくちゃ楽しかったです。ビジュアルとか細かなシステム面では残念な部分もありますが、まだまだ続きをプレイしたいと思える一作でした。GS4はもうちょっとやったら感想書きたいな。

数にするとあまり多くない気がするので、今年はもうちょっとsteamの変なゲームとか色々やっていきたいなと思いました。
感想もちゃんと書こうな!

バディミッションBOND

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ネタバレのない範囲で、一番好きな瞬間

プレイしていたのは約一年前ですが今更感想を出してきました。

なぜかと言うと、あまりにも言いたいことが多すぎる→書くのが面倒になる→下書きのまま10か月ぐらい放置、という状態になっていたわけですが、一周回って10ヶ月経ってちゃんと投稿できた自分を褒めてあげたいです。

というわけで発売前から「メイン4人の中にどう見ても性癖の実家みたいなくたびれおじさんがいる」という理由だけで購入を決めていたゲームがこちら、バディミッションBONDです。

おじさんに加えてコミック風の演出とイラストが良いので「ある程度楽しめるかな〜」とそこまで過度に期待せずに買いましたが…めちゃくちゃ良かったですね…
読後感が最高に良かった、日々身体に巣食っているいろいろな悪いものが全部落ちました。

ざっくりどんなゲームかというと、主人公の警官ルークと相棒・仲間とともに極悪犯罪組織の足取りを追うというストーリーで、 バディや周囲の人々との絆を中心に展開するAVGです。

■サブキャラまで手厚すぎるストーリー・キャラクター描写

バディミ最大の魅力は、とにかくキャラとキャラ同士の関係がめちゃくちゃ丁寧に描かれているという点だと思います。
メインであるチームBONDの4人はもちろん、サブキャラの描写までしっかりしているのが特に好きなポイントです。

メインミッション以外にもBONDの4人のうち2人ずつの全組み合わせのストーリーが読めるバディエピソードと、サブキャラごとのサイドエピソードがとにかく充実しまくってます。
このエピソードが「メインストーリーのあの時、一方その頃…」という内容なので、行間がどんどん埋まる。普通同人でやるようなことを全部やってきます。マジでこれが見たいな~と思っていたやつ全部お出ししてくるんですよこのゲームは。二次創作でやることがないよ。

ストーリーやキャラクター設定はそこまで攻めすぎておらず正統派という感じですが (チェズレイはかなり味わい深かったけど) 、よく作りこまれているので唸るしかない。
先が読めない斬新なストーリーより、先は読めるけど描写がしっかりしているものが好きな人に刺さるんじゃないかなと思います(私もどちらかというとそのタイプ)

■ゲーム部分は中途半端なもっさり感

一方で女性向けなのかバディの会話を楽しむためなのか、ゲーム要素はかなり控えめでした。捜査パートでの聞き込みに誰を選ぶかの選択・これまで調査した内容のクイズ・潜入パートで始まる突然のQTEぐらいですかね。

潜入パートは一応キャラクター操作できるんですが、あんまやることはないのでQTEがめんどくさくてだるいというのが正直なところでした。
私の周囲にもゲームがつまらんっていう人とゲーム部分がしんどいっていう人の両方がいて、この辺どこまでゲーム性持たせるかが難しかったんだろうな~と感じました。結果、自分を動かすタイプのゲームをやる人にとってはもっさり、やらない人にとっては面倒というどっちつかずな感じになっているのは残念ポイントです。

たまに似ていると言われてる逆転裁判ぐらい推理とかスッキリ感があればもっと違ったかなあ。
私も逆転裁判に似てると思ったけど、ゲーム性じゃなくてキャラの表情や会話のテンポとかネーミングセンスとか全体の雰囲気に対してなので、、ゲーム的な部分で逆転裁判を期待するとガッカリすると思います。

さて良い点微妙な点の話をしたところで、最後に私の好きなエピソードTOP3の話して終わりたいと思います。放置の原因になっていた言いたいことが多すぎるポイントはここです(頑張って3つまで抑えました)
以下ネタバレ含みます。

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Nippon Marathon(ニッポンマラソン)

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ベギン 勇敢な 走る… 行く

ゲームの感想を書こう書こうと思っていたら、なんと前回の投稿からちょうど1年ほど経過していることに気づきました。あけましておめでとうございます。

この1年の間に投稿しようと思って途中になっている下書きなどもあるのですが、2021年の終わりにそれを押しのけて「これは絶対に感想を書かねばならん」というゲームに出会ったので今回腰を上げるにいたりました。

そんな今回のタイトルは、「勘違いニッポン」がテーマのマラソン(?)ゲーム・ニッポンマラソンです。

トンチキな日本語が溢れまくり牛車が新幹線よりも速く走るなど、様々なカオスに満ちたナイスな世界観になっています。

RTA in Japanを見て買うしかねえ!!と勢いよく購入。2021年最後、そして2022年最初にどハマりしたゲームとなりました。

なぜか久しぶりに真面目に紹介文を書いたので、暇な方どうぞ続きを読んでやってください。

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The Wake: Mourning Father, Mourning Mother

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年末年始と言えばsteamでちまちまとしたゲームをやる時期だなということで2021年一発目はこちらのゲームです。

祖父の葬儀の3日間の出来事を綴った謎の日記帳の暗号を解読し、父親との愛憎を中心とした家族間の確執を紐解いていくという大変重苦しい内容で、冷静に考えると年明け早々なんちゅうゲームをやっとるんやという感じですねこれ。

ゲームは基本的にほぼ日記の画面のみ。日記の途中にある暗号化されたページを何種類かある解読方法を駆使して解いていき、1章終わるごとに家族写真が公開されるという流れです。
暗号解読の部分がゲームになっているので、ジャンル的にはアドベンチャーだそうですがパズルの要素も強いですね。

残念だったのは日記の本文が英語なので、暗号を解いていくうちに文章が出来上がってきた!という感覚が感じられないところかなぁ。
英語が読めたらオッとなるのかもですが、日本語しかわからないのでとにかくパズルゲームを解くだけになってしまった気がします。

シナリオ面に関しては劇的にドラマチックな展開があるわけではなく、リアリティが強いタイプです。日記という形を通して答えのない複雑な感情が滲み出してくる、そんな独特の空気が感じられるゲームでした。

ちなみに作者の実体験に基づいているそうなので、ノンフィクションが好きな人に良いのではないでしょうか。

私は普段は家族の確執とか大好きなテーマですが、プレイ中に実体験がベースと知って複雑な気持ちになってしまい、、だからレビューとか紹介記事は先に見るものじゃないんだよ!いい加減学びなさい私よ。

オクトパストラベラー 大陸の覇者

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ヘルミニア様はパワーワードグランプリ堂々1位だよ

私は割とゲームに関しては新しいもの(斬新さではなく、新しい体験という意味)を求めているタイプなので、スクエニが時折「古き良きドットRPG」みたいなのをお出ししてくるのは、ドット世代とはいえそんなに好きではありませんでした。

オクトパストラベラーも無印の頃からまた古き良き系のRPGか、ぐらいの感じで眺めていたのですが、今作は信頼できる筋から「シナリオがえげつない」と勧めていただいたので興味本位で始めてみました。

そんで実際の内容なんですがま~~~~~地獄ですよ!!!!!
いやほんとに人の心なさすぎない?ドット絵だから何やってもいいと思ってない??って最初から最後までずっと言ってました。この世界絶対に住みたくねえという気持ちが圧倒的に強い。
ライフイズストレンジ2も地獄!!って最後まで叫び続けてましたが、感情の振れ幅がそれと同じ感じでした。

ストーリー自体はまだ続くみたいですが、とりあえず終章までクリアしたのでそこまでの感想書いていこうと思います。
まずはネタバレのない全体の話から。

<全体の感想>

ざっくりとした内容としては、富・権力・名声のそれぞれを極めたわるいおとなたちが各地を支配しており、それを成敗して回る(?)といった感じです。
各ルートで章ごとに分かれていて、1章ごとに別のルートも選べるようになっていますので交互にプレイできます。私は各ルート1章ずつ順番にプレイしました。

一人の「主人公」という設定がなく、プレイヤーは「旅団」という設定のパーティメンバー全員になります。
プレイヤーサイドはストーリー上喋らないので、「実質主人公は誰」というのは自分の脳内に委ねられてる感じですね。
私は一番最初のガチャで引いたメイベルをそのまま実質主人公的な感じで先頭にしています。

難易度的にはバトルがなかなか厳しく、結構辛口な印象でした。
敵の弱点を突きまくってブレイクさせないとダメージがほぼ通らないし、敵がやたら強く経験値が渋いという…ある程度レベリングは必要な感じですね。アイテムで上げることもできるけど。
まあ全滅したら石割ってコンティニューできるので富さえあれば何とかなります。富がこの世で最強です。(すぐ石を割っていた人間より)

メインストーリーはあまり長くなく、空き時間にサクッとできるのはスマホゲーならではで良かったと思います。
それでも終章クリア時点で25時間ぐらいはやってたかな。
短めだけど内容はかなり濃いので満足感が高かったです。
尺が短いシナリオにありがちな、感情が理解できなくて困惑するようなことも特にありませんでした。この短さでよく濃ゆいシナリオをまとめたなと感心してしまう。

それにしても前評判通り内容がえげつなかった。
タクティクスオウガのえげつない部分が永遠に続くみたいなシナリオでした。特に名声2章では人の心がねえ!!!!!って叫び倒しましたわよ。
常に考えられる展開の中から一番最悪のやつをバンバンぶつけてくるので、人の心がないシナリオを楽しみたいときにメチャクチャ信頼できるゲームだと思います。これからも地獄が続くのかと思うとワクワクが止まらねえ。

シナリオの詳細な感想については追記で書いていきます!

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ファイアーエムブレム風花雪月(金鹿ルート)

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時折エッチで意味深なことを言ってくることに定評のある級長

★他ルートの感想

青獅子に続いて2周目の金鹿ルートの感想です。
風花雪月全体の感想は青獅子ルートの記事で書いてますので、今回はいきなりルート別の感想から書こうと思います。

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ファイアーエムブレム風花雪月(青獅子ルート)

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心底嫌そうな顔をする初代旦那

★他ルートの感想

スイッチがなかなか手に入らなかったので本体を買う前に先に誕生日プレゼントとしてもらってずっと飾っていましたがようやくプレイできました。

覚醒→ifときて正直ストーリーがイマイチだったので(めちゃくちゃ楽しみましたが)まあどうせまたお見合いゲーやろ、としばらくスルーしてたらえらい評判良かったらしく地団太踏みました。私がスルーしたときだけ面白いのやめてもらえますかね!!

各ルートの感想は個別に書くつもりなので、まずは全体の感想から書いていこうと思います。

<全体のざっくりした感想>

全体的に見て、覚醒以降の中で一番よくできていたなあと思います。主にストーリーが。
私の好きなシナリオの傾向として「仲間だった者がいつしか思想を違えて最終的に戦うことになる」というのがあるんですが、まさしくそんな感じの内容です。

ゲームの流れとしては、序盤で士官学校の3学級(国)の中からどのクラスを受け持つか選択し、前半が共通ルート、後半で学級別ルートに分かれるという感じ。
1つのルートで物語の全貌が明らかにならないので、ほぼ周回前提のノベルゲーのようなつくりになっています。

最初に言っておきたいのは、周回前提の割にめっちゃ長い。特に共通ルートがめっちゃ長い。せめてクラス選択を後半に入る直前とかにしておいてくれれば周回楽だったと思うんだけど…
まあ後半のことを考えると一緒に平和に過ごした時間が長いほど味が出るのは確かなので、このあたりは一長一短ですね。

実際私も今3周目に差し掛かっていて結構な時間を費やしているんですが、長いな………とげっそりしながらも全ルート制覇したくなるような魅力があります。特にキャラが良いというのは大きい。主人公がクラス担任なので、次はあのクラスの子達と一緒に戦いたいなあという風にどんどん知りたくなってくる。
キャラが立っているだけでなくて世界観が作りこまれてるのも良かったです。

それだけに後半に差し掛かってもなぜかボイスが前半のまま再生されるとかいう雑な作りは何??と思いましたけどね!!そこのお前急にショタ声に戻るな(名指し)
あと周回しないとわからない謎があるのは仕方ないとして、支援会話見ないとはっきりわからないこともちらほらあったような。さすがにそれはストーリーに入れなよってなった部分もありました。そこのパリピ級長聞いてるか?(名指し2)

難易度はノーマルカジュアルでやっていたんですが、そのせいか後半が簡単すぎて逆に虚無になってしまったのも残念ではありました。なんも考えなくても先生かゴリラ系ユニット突っ込ませれば勝てるな、という感じ…
周回前提のゲームでじっくり考えていられるほどの時間の余裕がないので、選択肢がこれしかないとはいえもうちょっと難易度上げてくれても良かったかなとは思いました。最初が一番難しかったね。

さてルート別の感想はネタバレごりごりするので、続きで書いていきます。初回は青獅子ルートで!

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